第23回:ボクサー佐々木基樹氏

こんにちは。

 

なかえです。

 

大好きな人間、大好きな目シリーズです。

 

書きたいことが多すぎてどこから手をつけていいかがわかりません。

 

今回は先日お会いした元プロボクサー佐々木基樹さんについて書きますが、実際にお会いしてみるとやはり豪快な方でした。

 

「これこれ!これがおれの知ってる佐々木基樹ですよ!!」

 

そう思わざるを得ないエピソードもたくさん聞くことができましたので、皆さんにシェアします。

 

これを読むときっとあなたも佐々木さんが好きになりますよ!!

 

出でよ!

 

 

佐々木基樹さんが小樽に住んでいる

 

 

この事実を佐々木基樹さんのブログで知りました。

 

 

なんだって・・・。

 

 

 

 

 

そんなバカな!

 

 

そんなのニュースでやってなかったじゃん!!

 

 

北海道新聞の地方欄にも「佐々木基樹さんは今、小樽に住んでいます」ってお知らせなかったじゃん…。

 

悔しい。

 

ものすごく悔しい。

 

佐々木さんが小樽にいるのに、そんなことを知らずにのうのうと小樽で暮らしていたことに腹が立ちました。

 

会いたい。

 

 

 

 

 

 

これはきっと、おれのために小樽に住んでくれているんだと思うようになりました。

 

 

 

本当です。

 

 

 

神様、ありがとうと素直に思ったのです。

 

 

 

そこで、すぐに佐々木さんにメールをしました。

 

 

 

佐々木さん、おはようございます。

中略〜

最近のツイッターやfbの投稿を見て、佐々木さんが札幌〜小樽市内に住んでいるのかなと感じ、メールさせていただきました。

私は湯場選手との試合前から佐々木さんのファンになり、多摩川のたまちゃんTシャツを河川敷で売ったというエピソードからもっと佐々木さんが好きになりました!

突然のメールで不躾なことは承知していますが、佐々木さんのご都合がよろしければ私に、小樽市内で回らない寿司をご馳走させていただけないでしょうか。

ご検討よろしくお願いします!!

 

 

うん。

 

 

伝わるなぁ。

 

 

おれがどれほど、佐々木さんが好きかってのが伝わる。

 

 

会いたい気持ちは文才を超えるよ。

 

 

 

 

そして佐々木さんから!

 

 

 

なんと!

 

 

 

 

……返信がきました!

 

 

 

 

 

え。

 

 

 

やっぱり変なメールだったかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドキドキ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どわー!!!

 

 

 

 

面白い!

 

 

佐々木さんはやっぱり面白い人やった…。

 

 

やっぱり呪文はパルプンテが一番です。

 

 

パルプンテとはドラゴンクエストというゲームに出てきた呪文ですが、呪文を使う本人も効果としてどんなことが起こるかわからないという呪文なのです。

 

 

ドラクエ3をやっていたころになぜ「遊び人」がいるのかわからなかった。

 

 

 

しかし、今ならわかる。

 

 

 

「遊び人」の存在ってあの戦国の世界のドラクエでの唯一の癒しなんだ。

 

 

気まぐれで

 

弱くて

 

役に立たない。

 

 

 

でも一定のレベルになると賢者に転職できる。

 

 

そして賢者になるとパルプンテの呪文が使えるようになる。

 

 

パルプンテを使うことで時間が止まってしまうこともあれば、何も起こらないこともある。

 

 

 

おれもほんの少し「遊び人」をかじったおかげでなんとかパルプンテもどきが使えるようになった。

 

 

今回のパルプンテではボクサー佐々木基樹を召喚することができました。

 

 

神様、佐々木さん、ありがとう。

 

 

 

長かった前置き いざ佐々木さんと対面へ

小樽駅で待ち合わせをしました。

 

時間になっても佐々木さんは来ません。

 

宮本武蔵みたいな人だな。

 

さすがや。

 

なんだか全てを許せるなぁと思っていると佐々木さんから電話がきました。

 

おわ!きた!

 

と思い、電話に出ると同時に佐々木さんを近くで見ることができました。

 

いた!!

 

 

本物の佐々木基樹だ!

 

 

うわーと興奮してすぐに写真撮影してくれました!

 

これは嬉しい。

 

 

 

 

そして話してみると以外に低い声。

 

うわ!声が低い!

 

と、どうでもいいことにも驚く。

 

 

少し歩いて目当てのお寿司屋さんへ行きました。

 

 

寿司の味は

まぁ、うまかった

くらいしか覚えておらず、佐々木さんの話が最初から最後まで興味深く、寿司を食べるよりも目と耳に集中して佐々木さんの話と様子を聞いていました。

 

 

なんでも聞いてください!

 

 

と言ってくれました。

 

そしてどうしても気になっていた湯場さんとの試合について聞きました。

 

 

覚えている人はもちろん覚えておりますが、あの試合は間違いなく年間ベストバウトでした。

 

 

佐々木さんはメディアに対して何度もなんども繰り返し、「湯場は強い」「あまりいじめないでね」と言った発言をしていました。

 

 

わたしはその言葉の真意を聞きました。

 

 

佐々木さんは

 

「いや、本当に勝てないと思ってた」

 

というのです。

 

 

あの発言は本心から来ていたということに驚きました。

 

 

勝てるかもと感じたのは試合も中盤になり、湯場さんも疲労の色が見えたところだと言うのです。

 

 

わたしは試合までになんという孤独な作業をしていたのかと感じました。

 

 

試合前の練習から佐々木さんはこの試合に対して勝てるとは思わず、黙々と地道な作業をしていたのです。

 

 

この作業とはどういったものでしょうか。

 

 

 

湯場は怒りっぽいと佐々木さんは教えてくれました。

 

 

 

この特性に気づいた佐々木さんは、この怒りっぽいという隙をついたのです。

 

 

 

 

ラウンド終盤になり、佐々木さんは自分のアゴを叩いて「こいや」と叫びます。

 

 

この挑発に湯場さんは好戦的な態度を示しました。

 

 

湯場さんは大きく踏み込んでストレートやフックを放ちます。

 

 

しかし怒りっぽいという特性を読んでいた佐々木さんはモーションの大きい湯場さんの攻めに対してカウンターを合わせ始めるのです。

 

 

それが佐々木さんが話していた怒りっぽいことかどうかはわかりません。

 

 

しかし佐々木さんはこの「こいや」と言った頃から勝ちを実感していたのです。

 

 

ビデオを観ていたわたしもこの頃には佐々木さんが言っていた勝てるかもが現実味を帯びてきたと感じました。

 

 

今、目の前で当時の背景を教えてくれている佐々木さんとメディアをやビデオで試合を観たりしたわたしの記憶がシンクロしていることにもわたしは興奮しました。

 

 

わたしもビデオを観ていた時はこのシーンに体が震えました。

 

 

もう終わりは近いのです。

 

 

勝てるのです。

 

 

佐々木さんは試合前に湯場さんを現代の宮本武蔵と表現しました。

 

 

全国のジム行脚を行い、各地の選手をボコボコにしてきた湯場には勝てないと佐々木さんは話していました。

 

 

佐々木さんは試合前には弱気な発言を繰り返していました。

 

 

そういった高くそびえる壁に向かって黙々と地道な作業をしていたのです。

 

 

湯場は怒りっぽい

 

 

その一点に突破口を見つけて、どうすればその怒りっぽさを引き出すことができるのか、勝ちを手繰り寄せることができるのかに向けて、目の前でキンキのかぶと煮を食べる佐々木さんはコツコツと努力していたのです。

 

 

ツイッターもなかった頃に自分の弱さを誰もが見ることができるようにしていたのです。

 

 

これが佐々木基樹さんの戦術なのです。

 

 

何をどうしても勝ちをたぐり寄せる、勝ちへの執念に基づいた戦略です。

 

 

その努力が実を結ぼうとしているのです。

 

 

寿司屋でその話を聞いている間にわたしは脳内ビデオで何度も試合をリピートしていました。

 

 

当時を振り返る佐々木さんの言葉には熱がこもっていました。

 

 

不完全燃焼やくすぶったという生焼けの熱ではなく、やりきったという熱です。

 

 

佐々木さんは人生で一番最高だと思えた瞬間は「湯場に勝ったこと」と話していました。

 

 

それほど、この試合にかけるものがあったのです。

 

 

試合はロープに逃げた湯場さんへの右の打ち下ろしで終わりました。

 

 

湯場さんはリングに倒れました。

 

 

佐々木さんはゆっくりとコーナーに登り、「みたか」と何度も叫びます。

 

 

その目には表現しがたい恍惚さがありました。

 

 

佐々木さんはこの一戦にかけていたのです。

 

 

 

そう思える一戦でした。

 

 

 

 

 

そして試合前に言われたことでリラックスできたという言葉があるそうです。

 

 

当時、国際ジムでトレーナーをしていたというクラッシャー三浦さんに、湯場さんとの試合に自信がないこと、周囲からの期待もないことを伝えると

 

 

よかったじゃん!!

 

だって誰も勝てると思ってないんだろ!!(笑

 

 

と言われたというのです。

 

それでリラックスすることができたと。

 

いいなぁ。

 

 

クラッシャー三浦さんはそんな素敵なところもあるんだ。

 

 

「雑誌、ボクシングマガジンでトラッシュ中沼さんが「三浦トレーナーのためなら鉄砲玉になれる」って話している記事を読んだのですが、三浦さんはどんな人なんですか」と佐々木さんに聞きました。

 

 

 

佐々木さんは「ハートの人」と言いました。

 

 

いいなぁ。

 

 

佐々木さんも一人でここまでやってきた人じゃないんだ。

 

 

いろんな人に支えられながら湯場さんに勝ったんだ。

 

 

会えてよかった。

 

 

そして、次はクラッシャー三浦さんやトラッシュ中沼さんにもお会いしてみたいという新たな夢も生まれました。

 

 

life is wonderful!!

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